☆護摩行

　護摩行とは、炎を用いる密教の成就法で、祈りの霊験の強さ速さが抜きん出ている修法にして、真言密教を仏教の中でも「神通乗(法力のすぐれた教え」と呼ばしめるの一法です。

　そのあらたかなる霊験をたのんで古来、皇室武家から庶民に至るまで、今日も企業政治家から一般市民まで、歴史の裏舞台では常に用いられてきた、最勝の祈祷法です。

　それでも真言・天台の両宗の多くのお寺で護摩行を修すのは月一度程度というのが大方のようです。「法」はいかに勝れていても、日頃から磨いていなければ錆びついて加持力は薄れてしまいます。

　一方、遍照院では可能な限り(花巻又は盛岡で)日々に護摩行を修して、本尊諸仏の更なる威光自在と、願主各位の願いに強くお応えできるよう、祈りを重ね磨いております。(日々に護摩行の寺は全国でも僅かなようです)。祈りの験力は本尊霊力と行の積み重ねが全て。祈祷においては、岩手の他寺の追随を許さぬ行歴と自負を持ってお勤めしております。ぜひ、お参り・ご結縁ください。

・ご本尊〈不動明王〉〈太元帥明王〉とは

・不動明王とは、悟りの真実相そのものの化身である仏さまです。煩悩などの内なる魔障と、外から来る悪魔を滅ぼす為に恐ろしい姿をされる一方で、一心に祈る者は何人たりとも救わずにおかない、という大慈悲は仏のなかでも殊勝とされ、自らを正して祈るならば、絶大なご加護と救いを頂けるのであります。
・太元帥明王とは、かつては国家鎮護の本尊とされた結界守護の仏さまです。悪しき物心を粉砕する凄まじいご誓願の一方、良い縁を導き豊かさをもたらす仏でもあります。

(御本尊と真言密教のページもご覧ください)

　

ご祈願・祈祷

　皆様の祈願に対応する「願意」には以下のようなものがあります。あなたの願いに仏様の力添えを頂き、願いを「欲」から昇華して、その成就と共に功徳にもなるよう、お祈りください。

(祈願例)
・災難消除
・家内安全・夫婦円満　(家庭内の安穏など)
・商売繁盛・営業繁盛　(仕事の繁栄など)
・引立敬愛・良縁招来　(良い縁に関わるように)
・病気平癒・傷病平癒・息災延命・手術円満
・子授け成就・安産・発育無事・心身健全
・学業成就・合格成就・就職成就・職務円満
・工事安全・開運招福・諸縁吉祥・旅行安全・
・心願成就・御礼参り　など

祈祷・祈願の種別

〇略祈祷　お経と真言を読誦してのご祈願。

〇普通祈祷　大般若経理趣分を転読してのご祈祷。又は、当山が毎日修しているお護摩でご祈祷

〇大護摩祈祷〇特別祈祷(こちらをご覧ください)
　
※太元堂落慶記念による鎮宅霊符尊の霊符祈祷の一般受付は終了しました。

・祈願料は御祈祷の種類や規模で異なります。お尋ねください。
・ご祈願には御札・御守・授与品が付きます(祈願内容・お布施により異なります)
・祈願が成就したら御礼参りをしましょう。更なるご加護に繋がります。

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